今年も年に1回の人間ドックの時期が来た。
自身で病院に予約するため、予約状況により毎年同じ月に実施される訳ではない。
私はオプションで胃カメラを行うのだが、胃カメラを付けるといつも予約が一杯で、今回も予約のキャンセル待ちを経て何とか実施することが出来た。
人間ドックの1日の流れをご紹介する。
人間ドック当日の流れ
7:00 病院到着
受付は7:30からだが既に行列が出来ており、建物内に入れず外に行列が出来ていた。
7:20くらいに建物内に入れるようなり、整理券が配られる。私は28番目であった。
7:30 受付
受付カウンターで保険証や尿や便の検査キットを提出し、再び呼ばれるのを待つ。
受付フロアには50~60人ほどの人が順番を待っていた。
7:50 着替え
受付をしてから20分ほど経過したところで再び名前を呼ばれる。
本日のスケジュール表を渡され、更衣室で検査着に着替え、いざ1つ目の検査へ。
スケジュールは以下の通り。
更衣室で慌てて撮ったため、見づらくすみません
オプションの検査を詳細を記していく。
頭部MRI検査について
4~5年前にも頭部MRIを行ったことがある。
将来の病気の有無を保証するものではないが、1度検査を行い異常が無ければ、向こう3~4年は脳の状態としては安泰だと聞いたことがある。
前回から時間が経過しているため2回目のMRIを久々に行ってみた。
頭部MRI検査は、筒状の検査機の中で動かずに寝ていればよいというものだが、今回はより詳細に検査の内容について述べていこう。
まずは、体内に金属が入っていないか、閉所恐怖症ではないかなど注意事項の説明がある。
マスクをしていたが、ワイヤー入りだと検査が出来ないとのことで、ワイヤー無しのマスクが支給された。
その他に問題が無ければ、検査中はかなり大きな音が鳴るため、両耳に耳栓をするよう指示される。
耳栓の設置が完了したら、いよいよ検査台に横たわる。
ここでも検査技師から、口や鼻をもごもごさせることも画像に影響するため動かさず、目を閉じているよう言われる。
頭を置く位置が決まっているため、そこに頭をセットすると、頭を動かさないように器具を用いて固定させられる。
クッションみたいなものの上に両足を置き、膝を曲げた楽な姿勢を取る。
最後に、緊急時に備えて、右手にブザーを発するボタンを渡される。
これで検査準備完了、いよいよ検査が始まる。
寝ていた台が私を乗せて筒状の検査機の中に入っていく。
軽く目を開けてみると、顔から目の前の筒の内側までの距離は20センチほどであろうか。かなりの圧迫感がある。
この状態で全く動かないというのは、なかなかの苦痛である。
そして、遊園地のアトラクションが動き出す時に発する大きな音が不定期に鳴る。
何回か音を発しながら検査機の一番奥まで入っていく。
おそらく、ここから本格的に検査がスタートするのであろう。
ここからはガコンガコンという大きな音が連続的に鳴り続ける。
自分の頭の周りを機械が回って、頭を輪切状に画像解析しているようだ。
検査の間は目を閉じ、この検査のことや人間ドックのブログ記事の内容をどうするかを考えていた。
検査機の一番奥に行った後は徐々に出口に近づいていきながら検査を行う。
おそらく筒の中で4段階に分けて移動しながら検査を行っていたように思う。
ブログのことを考えつつウトウトしながら検査が終わった。
感覚的には15分ほどの検査時間だと思ったが、検査技師に聞いたところ30分間検査していたとのこと。
案外あっという間に検査が終わった。
これからMRIを予定していて不安のある方は、多少寝不足状態で挑み、検査中に寝てしまった方がいいかもしれない。
胃内視鏡検査(胃カメラ)について
人間ドックの最後の検査で最大の難関が胃内視鏡検査(胃カメラ)だ。
今回はいつもより混んでいて、胃カメラ検査の待合で20分ほど待った。
いつもなら受付してほどなくして検査に呼ばれる。
初めて人間ドックを受けたときは、バリウムを飲んでX線による検査を行ったが、バリウムを飲む苦痛に耐えられずに2回目からは胃カメラにした。
次にバリウムを飲んだ時は体が拒否反応を起こして確実に吐くだろう。
胃カメラの検査手順も詳細に記しておく。
胃カメラを通す場所は、口か鼻からかどちらか選べるが、私は毎年鼻から行っている。
事前準備として、前日の21時以降は食事制限、0時以降は飲み物も制限され、検査当日も当たり前だが飲食を制限して検査に臨む。
< 検査直前の流れ >
1 検査室の前室に呼ばれる
2 両鼻に鼻の通りを良くする液体を注入される(注射器で注入する分量)
3 胃の粘液を消す液体を飲む(小さい紙コップ1杯分)
4 カメラを通す方の鼻に麻酔を注入する
5 検査室へ
以上が検査までの手順であり、検査時は医師がケーブル状のカメラを鼻の中へぐいぐい押し込んでいくだけだ。
体勢は横向きに寝そべり、目の前にはモニターがある。
自身の胃の様子をリアルタイムで見ながら検査を行っていく。
カメラを入れる際、口からの場合だとどうしてもカメラが喉の奥に当たり、その際に吐き気をもよおすという。
鼻からの場合だと、喉を通り抜けるだけのため吐き気は比較的生じないが、通り抜ける際の異物感がかなり気持ち悪い。
そこさえクリアしてしまえば、その後はさほど苦しくはない。
カメラの先から空気を注入して胃を膨らめて見やすくするときには、多少ゲップはしたくなるがそこは我慢する。
唾液も飲んではいけないため、口は半開き状態のヨダレも垂れ流し状態である。
少し汚いがこれが正しい検査方法だから仕方あるまい。
約15分で検査は終了し、その場で医師から結果の説明を受ける。
人間ドック当日の昼食について
胃カメラ検査終了後も30分経過するまでは飲食禁止でしばらく待機する。
そして待ちに待ったランチタイムだ。
前日の21時以降、飲まず食わずでいるため、この時間がいつも待ち遠しい。
少し高価な弁当が提供され、そこに以前はサラダバーも付いていたが、コロナウイルスの影響でサラダの食べ放題は無くなってしまった。
食事をする部屋の隣では、健康講話もやっており、食事しながら講話を聞くこともできる。
診察・結果説明を聞く
昼食を終えたら、午後は順番に医師の診察と結果の説明を聞く。
自分の順番が来るまでは、リクライニングシートが大量に置かれたフロアで各自過ごす。
読書をする者、スマホを見ている者、知人と話している者、テレビを見ている者(消音で字幕対応)など様々だ。
医師から結果を聞いた後、看護師と健康増進に向けた目標などを話して1日人間ドックの終了だ。全て終わったのは14時30分ごろであった。
最後に
人間ドックでは病気の早期発見や治療に繋げ、自身の健康管理の結果が1年に1回分かる。
今回のドックで、私は体重が5キロ減少し、ウエストやコレステロール値も減少した。
やはり数値として結果に反映されると今までやってきたことが報われて嬉しく思う。
反面、治療の必要性がある箇所も発見され、少し落ち込んでいる。
それもこれも定期的な健康診断を行わなければ気づくことが出来ないため、体重などの良かった面は維持し、治療・改善は続けながら次回の人間ドックを楽しみに待ちたいと思う。