6月26日、あるイベントで子供一人当たり、カブトムシの雄と雌を1匹ずつもらった。
子供が2人いるので合計4匹のカブトムシを手に入れた。しかも、虫かご付きである。
息子は昆虫が大好きなため、カブトムシを手に入れご満悦。
せっかく手にしたカブトムシを真剣に飼育してみようと思い、
飼育の様子を綴ることにした。
飼育セットの購入について
もらった虫かごが小さいため、大きな虫かごや飼育に必要な物を買い揃える必要から
100円ショップへ行き、以下の用品を購入した。
- 虫かご(500円)×2
- カブトムシ用マット×2
- 枝(7本入り)×1
- ゼリー浅型タイプ(20個入り)×2
- 臭い取り活性炭×1
- のぼり木(エサ台付き(深型))×2
- コバエ防止用シート(5枚入り)×1
イベント会場から100円ショップに向かう途中で、1組のカブトムシが交尾を始めた。
これには、卵を産むかもしれないと息子とワクワクしながらも、
こんなにも早く交尾をするものなのかと驚いた。
カブトムシの飼育方法について
家に到着し、さっそくカブトムシたちの家づくりを始めた。
カブトムシ用マットという土を虫かごの中にどばっと入れ、平らにならす。
枝やのぼり木の配置は息子のセンスに任せ、枝を立てたり寝かしたりしてレイアウト完了。
粉末状の臭い取り用の炭を適度にばら撒き、
最後に餌となるゼリーを、のぼり木のエサ台に置いて終わりだと思った瞬間、
やってしまったことに気づく。
そう、上記の購入した用品を見ても分かる通り、ゼリーは浅型タイプで直径も大きめ、
エサ台は深型で直径が小さめのため、エサ台にゼリーが置けないのだ。
振り返ると、売り場に深型タイプのゼリーがなかったため、
この記事を書きながら、のぼり木にある穴はゼリーを置くための穴ではないのではと思い始めた。
軽く検索してみたが、すぐに分かりそうになかったため真相は分からない・・
最後にカブトムシ雄雌のペアをそれぞれの虫かごに入れ、
コバエ防止シートを上から被せ、その上から蓋をしてあっという間に家づくりが完成した。
シートを噛ませているため蓋がしっかりと閉まらないが、
虫かごを持ち運びするときさえ注意すれば大丈夫だろう。
当時は雨が降っていたこともあり、虫かごを玄関の外に置いておくわけにもいかず、
玄関のシューズボックスの上に2つ並べて置いた。
玄関に行く度に、カブトムシ臭やら土の匂いが若干するのが気になるところではある。
カブトムシは夜になるとよく動く
カブトムシは夜行性のため、家づくり完成後は土の中に潜り静かにしていた。
そして、夜になりガサガサガサガサ音がしてきたため玄関に行くと、
カブトムシたちが一心不乱にゼリーを食べていた。
私もカブトムシの世話をすることは小学生以来で、
餌を食べている姿を見てなんだか楽しくなってきた。
その姿を確認し満足してリビングに戻ると、その後もガサガサ、ガリガリ、
ブーンと音が聞こえてくる。玄関からリビングが直結していることもあり、
カブトムシの動作音がダイレクトに聞こえてくる。
カブトムシの脱走に注意
あまりにもガリガリと音がするため玄関に行き、ぱっと目線を下に向けると、
靴が置いてあるところに雌が一匹裏返って手足をじたばたさせているではないか。
虫かごの蓋を見ても、蓋が開いていたり隙間が発生しているようには思えず、
どうやって脱走したのかが謎であった。ひとまず、じたばたしている雌を拾い上げ、
虫かごの中に戻した。これが飼育1日目だ。
2日目となり、朝にゼリーを確認すると見事に空になっていた。
雄雌2匹に対してゼリーは1個だけ置いた。
カブトムシマットの袋の裏面を確認すると、餌はたっぷり与え、
餌をあげすぎることはないと書かれていた。
そのため、2日目からは毎日2個ずつゼリーを与えるようにした。
2日目の夜もガサガサと音が聞こえてくる。今回はあまりに羽音がよく聞こえたため、
玄関へ見に行くと、また雌が脱走して、玄関の壁の上の方にへばり付いていた。
手が届かないほど上の方にいたため、箒の柄の部分にからませ取ることにした。
しかし、思うように絡まってくれず、壁から壁へ飛んで逃げようとする。
大きなブーンという羽音を立てて飛ぶ瞬間は恐怖さえ覚えた。
ゴキブリが飛ぶときの恐怖に似ている。
私は大人になってからは虫がむしろ苦手で、子供が虫探しをしているときも見守ることが多かった。
そんなこんなで、何とか雌のカブトムシの捕獲に成功し、虫かごに戻すことができた。
しかし、初日と同様、どうやって虫かごから脱走したのかが分からないままである。
3日目の夜は、今までの脱走経験を生かして、虫かごの上に重りを置いてみた。
何度も繰り返すがカブトムシは夜行性なので、
今夜も元気よく動いている音が聞こえてきた。そっと玄関を見に行く。
重りが少し軽かったのか、今まさに脱走しようとしている現場に遭遇した。
やはり、コバエ防止シートが理由で蓋が完全には閉まっていないため、
本当に僅かな隙間を押し開けようと、虫かごの縁と蓋の間でもがく雌の姿を発見した。
ようやく謎が解けた。
蓋が開いているでもずれているでもない僅かな隙間をかいくぐっていただけだった。
脱走経路は分かっていても、形跡がないため不思議に感じた。
もがく雌を虫かごに戻し、蓋を押し開けることができなくなる程の重りを置いた。
この日以来、カブトムシの脱走は無くなった。
最後に
今では、仕事から帰ってくると、まず餌のゼリーを2個取り換える。
だいたい18時台に取り換えるが、カブトムシたちはまだ地中にいる。
その他、適宜、臭い取りの炭を入れる程度で特に何もしていない。
それでも今のところカブトムシたちは順調に暮らしている。
何だか愛着も湧いてきた。
今後もカブトムシの飼育について気づいたことや発見を提供していきたいと考えている。