我が家には和室がある。
新居で生活を始めてから和室について気づいたこと、感じたことをお伝えしていく。
これから新築の家を建てる予定の方、和室についてその必要性に悩んでいる方の
少しでも参考になればいいという思う。
先に結論を述べると、
「和室は無くてもよい」
必要性があるかないかというより、「無くてもよい」が一番しっくりくる答えだと思う。
その理由を以下で述べていく。
アパート暮らしにおける状況
アパートに住んでいたときは和室はなかった。全て洋室の2LDK。
ただ、なぜかイ草の香りを感じたいために、イ草のラグを1室に敷いていた。
和室へのこだわりはなかったと思うが、どこかで和室への憧れや、
将来は和室がある家に住みたいという気持ちがあったように思う。
新築にて和室を取り入れた理由
新築の家に和室を作りたいと思った最大の理由は、
将来、年を取ったときに1階で寝起きができるようにするためである。
私より妻の方が老後のことまで心配していたよ。
家の中の段差も気にしていたなぁ。
通常、主寝室は2階に位置していることが多いと思うが、
年齢を重ね、身体的状況により、2階に行けなくなったときのことを想定している。
我が家は2階建てだが、当初、家作りを考え始めたときは、
平屋を考えていた(平屋にするだけの土地が見つからなかったことと価格を考慮して諦めた)。
そして、やはり、一軒家には和室があるものだという固定観念があったかもしれない。
我が家の和室について
- 広さは4.5畳。畳は正方形タイプ
- 収納は2か所
- 収納扉は手前に開く折り畳み式
- 玄関から土間収納を経て和室へ行ける
- リビングと和室は隣接している
- リビングと和室を隔てる襖あり
- 腰高窓あり
和室を使用してみた感想
当時、2歳の子どもを2階で一人で寝かせておくことに不安があったため、
1階の和室で3人で寝ようと決めていた。
しかし、初めて新居の和室で寝るとき、
4畳半の広さでは布団を3枚並べることができないことに愕然とした。
しかたなく、大人用布団2枚で3人で寝た。
子どもが縦横無尽に動くため、大人はスペースが無く寝た心地がしない。
「4.5畳じゃ狭すぎる」
「せめて6畳欲しかった」
この思いに尽きる。
今では和室は狭いため全員で2階で寝ている。
これが、自分が憧れていた和室なのか。
もちろん、これから月日が経っていけば、老夫婦が和室で寝ることになり、
結果想定通りになるかもしれない。
今思えば、和室もすべてリビング続きのフローリングにして、
アパートでしていたように和風のラグを敷くなり、マットを引けば、
それだけで雰囲気の違った部屋となる。
簡単に和室風の部屋を作ることができるのだ。
襖も取り払って、ロールスクリーンなどにすれば、より開放的だ。
別に床がフローリングであろうと、将来そこで寝ることに支障もない。
つまり、和室は「無くてもよい」ということになる。
住宅展示場にある和室にように、ある程度の広さが確保でき、
お客さんを迎え入れるような立派な和室となれば、和室としての価値も上がるだろう。
まとめ
新築の住居に和室を作るべきか悩んでいる方、和室の必要性について考えている方、
繰り返し述べるが、和室は無くてもよい。
和室を取り入れるとしたら、主寝室の一角に畳コーナーを作った方が、
おこもり感が出て、大人が落ち着く場所になることだろう。