息子が来月で5歳を迎える。
誕生日プレゼントを何にするかそろそろ考えなくてはならない。
一応、毎年本人に何が欲しいか聞いているが、近頃は好きなものが限定されている。
それは、『ウルトラマン』『仮面ライダー』『スーパー戦隊ヒーロー』の3本柱だ。
特にウルトラマンは、最近になって『ウルトラマントリガー』がスタートしたため、息子の中でも最も勢いがあるヒーローだ。
ウルトラマンについて
ウルトラマンは以前放映されていた『ウルトラマンZ』をアマゾンプライムで見だしてからすっかりハマってしまった。
子供だけでなく私もだ。
ウルトラマンZの変身アイテムを既に持っているが、放送が終わったこともあり、最近はほとんどこのおもちゃで遊ぶことは無くなった。
近頃のおもちゃの優れているところは、後から発売される付属品のおもちゃと連動しているところだ。
例えば、ウルトラマンZのウルトラゼットライザーという変身道具本体は、この本体に3つのメダルを組み合わせることで、ウルトラマンに変身したり必殺技を繰り出すことができる。
放送回数を重ね、ストーリーが進むにつれ新しいメダルが出てきたり、放送内とは無縁のメダルだがゼットライザーには連動していたりと、メダルを集めさせ追加で購入させようとするメーカーの思惑を感じる。
そんな思惑を感じつつも、当初から発売されているゼットライザーという本体と、付属品であるメダルが最後まで組み合わさって遊べることに感心している。
メダルにある情報をちゃんと本体が読み込んで、音や声を発するからだ。
ウルトラマンZで言えば、全てのメダルをコンプリートしようと思ったらかなりのお金がかかる。
ウルトラセブンのときのように、ウルトラアイを購入して終わりではないのだ。
仮面ライダーについて
仮面ライダーはもうじき終わりを迎えようとしている『仮面ライダーセイバー』が放送中である。
息子は仮面ライダーも好きでテレビを見ているが、これもまた息子より私の方が熱中している。
変身や必殺技を繰り出すシーンは、CGが多く使われていてすごくカッコいいのだ。
スーパー戦隊ヒーローのような単純明快なストーリーではないため、園児では少し理解が難しい場面もあり、その分、大人が楽しめる内容となっている。
この仮面ライダーの変身アイテムも既に持っている。
仮面ライダーセイバーは聖剣ソードライバーという、昔のライダーで言うところの変身ベルトに当たるものがあり、そのソードライバーにワンダーライドブックという特別な本を差し込んで、仮面ライダーに変身する。
横文字ばかりで訳が分からなくなりそうだ。
しかも、1冊だけでなく最高3冊まで差し込むことができ、その本の組み合わせによって変身する姿なども変化する。
実は仮面ライダーセイバーの放送を初めから見ていた訳ではなく、住宅展示場で開催されたヒーローショーのイベントでセイバーの存在を知り、途中からテレビを見始めることになった。
何の知識もないまま息子とヒーローショー見たため、ブックがどうとか、本の能力を使用して変身するだとか最初は意味が分からなかった。
私も小学生のとき以来、久しぶりに仮面ライダーを見たため、時代が変わったなと感じた。
昔みたいに、ベルトを腰に巻いて、大きく腕を回して「変身」と言うだけではないのだ。
聖剣ソードライバーとワンダーライドブックの組み合わせも複数あり、ウルトラマンZのときと同様、放送回を重ねるごとに、新しいワンダーライドブックが登場してはおもちゃとして発売される。
後半の回に進めば進むほど、強力な仮面ライダーに変身するため、ブックを集めたい衝動に駆られる。
しかも、仮面ライダーセイバーはライダーが複数人出てくる。
私が子供のときは、仮面ライダーブラックRXがシャドームーンというラスボスを相手にするだけだったはずが、現在の仮面ライダーセイバーでは敵も含めて13人のライダーが登場する。
つまり、変身するための剣や道具が13人分近くおもちゃとして発売されるということだ。
子供より私が剣やブックを収集したい欲に駆られているが、これもまたウルトラマンの時と同様、種類が多すぎてとても無理な話である。
スーパー戦隊ヒーローについて
テレビ放送では仮面ライダーの後にスーパー戦隊ヒーローが放送される。
現在は『ゼンカイジャー』が放送されているが、前作品の『キラメイジャー』の途中から息子とテレビを見始めた。
戦隊ヒーローは、レッド、ブルー、グリーン、イエロー、ピンクなどのように、主人公たちそれぞれに色があり、チームで敵に立ち向かう。
お馴染みと言えばお馴染みだ。
先ほども述べたが、戦隊ヒーローの方はストーリーが単純なため、子供には受け入れやすく、息子も仮面ライダーより好んで見ている。
大人の私からすると内容がガチャガチャしすぎて、見ていて疲れてしまうのだが・・
戦隊ヒーローのおもちゃはまだ持っていないが、今年の誕生日プレゼントの最有力候補がこの『ゼンカイジャー』の変身アイテムだ。
仮面ライダーセイバーの変身はカッコいいが、ゼンカイジャーの変身は愉快という言葉が当てはまり、子供からすると後者の方が魅力的に映るのだろう。
戦隊ヒーローのおもちゃのラインナップをあまり把握していないが、最近の傾向を考えると、ウルトラマンなどと同じように【連動】するおもちゃがあるのだろう。
何と言っても最近のおもちゃのテーマは【連動性】。この言葉に尽きる。
最後に
今年の息子の誕生日プレゼントは、上記3つのヒーローのどれかの変身アイテムとなるだろう。
しかし、新作ヒーローが始まるごとに新しいおもちゃは発売され、その度、子供は新しいおもちゃが欲しくなる。
この繰り返しの状態を放っておいていいのだろうか。
妻は変身アイテムばかりが増えていくことを嫌がっている。
確かに新しい変身アイテムを手にすれば、以前の変身アイテムは使わなくなることは目に見えている。当然、使われなくなるおもちゃが漫然と増えていく。
そもそも年齢を重ねるごとに好きなものや興味が変化していくことは当たり前で、おもちゃなどがいずれ使われなくなるのは仕方のないことでもある。
子供たちには普段は我慢させている分、誕生日くらいは自由に選ばせてあげたい気持ちはあるのだが、長く使えて為になるような、そんな知的・教育的な目線を持ってしまうのも、親目線では仕方のないことかもしれない。
我々親がいくらおもちゃの種類や内容を考えても、結局は子供は甘々の両祖父母に好きなプレゼントをおねだりし、軽々と手にしてしまうのだから。