妻の知人のお子さんが、医学部に進学したという話を聞いた。
そのお子さんが幼少期の頃に何か特別なことをしていたかと聞いてみると、本で言えば絵本などの物語系よりは図鑑やカタログみたいな本が好きだったとのことである。
また、夕食後には毎日家族とボードゲームやカードゲームをして楽しんでいたという。
その習慣のおかげで実際に頭が良くなったとか思考力が高まったかどうかは立証が出来ないが、一家団欒でワイワイ楽しく遊ぶ姿は単純にいいなと思った。
加えて、ゲームによっては作戦を練るような頭を使うものであれば、遊びながら、かつ、論理的な思考回路の形成に役立つかもしれないと思い、園児でも遊ぶことが出来るゲームを調べてみることにした。
インターネットで調べると、大量のカードゲームやボードゲームが出てくる。
子供から大人まで楽しめるゲームが盛りだくさんだ。
そのほとんどが海外製のものであることにも驚かされる。
現在4歳の息子が何が出来そうか考えに考え抜き、ネットでの評判・感想を踏まえて取り敢えず3つ購入した。
本日はその中から1種類を紹介する。
ナンジャモンジャ・ミドリについて
- プレイ人数 2~6人
- プレイ時間15分前後
- 対象年齢 4歳~
- サイズ 幅100×奥72×高25mm
- 作成国 ロシア 2000年
ルール説明(説明書による)
①カードを裏向きにしてよく混ぜ、山札としてテーブルに置く。1人ずつ、適当に決めた人から順番に山札からカードを1枚引いてめくり、表向きで中央付近に重ねる。
②カードをめくった人は、そのナンジャモンジャに名前を付けて全員に伝える。どんな名前でも構わない。見た目で「ふにゃお」とか「トンガリくん」とかでも良いし、まったくの思い付きで「ボブ」とか「山田さん」とか「おしゃべり夫人」でも大丈夫。めくられたナンジャモンジャに名前を付けられたら、次の人の番。
パパ坊主なら上記の画像のキャラクターの名前は「足長マン」にするよ
また山札からカードを1枚めくり、前の人が置いたカードに重ねて・・と繰り返していく。
③繰り返す中で、もし、めくられたのがまだ見たことのないナンジャモンジャだったら、同じように、めくった人が考えて名前を付ける。もし、めくられたのが既に名前を付けられたナンジャモンジャだったら、その名前を思い出して一番に叫んでみよう。結果、一番だった人が、それまで重ねられてきたカードを褒美として全て受け取り、自分の手元に表向きの<集めた山>を積み上げていく。
ゲームの勝敗について
山札が無くなった人の番でゲーム終了。
集めた山の枚数が一番多い人が勝ち。
ゲームの感想について
4歳の息子はこのゲームが気に入ったようで、好きな名前を自分で決められるところが面白いようである。
単純に「スイカマン」とか「オレンジマン」なら、そのキャラクターの特徴を捉え、名前も短いため覚えやすくて助かるのだが、たまに、「おしりぷりぷり目がでっかいお毛毛ふさふさ足びよーんマン」のように、誰も覚えられず正しい正解が分からないような名前を付けるときがある。
名前は付けたときは「何それ~」「覚えられな~い」などと盛り上がるのだが、それが頻回になると、やはりゲームとしては成立しなくなるため、ある程度は子供に対して名前の付け方の方向性を持たせてあげるとよい。
加えて、どのお子さんも共通することだと思うが、ゲームに勝ちたい気持ちが強く、本来ならプレイヤー全員に公平となるように山札から勢いよくカードをめくるのだが、自分にしか見えないようにめくったり、先にチラ見して何のキャラクターか見てしまうことが多々あった。
また、60枚全てをめくり終えるのが公式ルールだが、少し長く感じて途中でダレてしまうため、集中力の持続力によっては、枚数を半分から三分の二程度にした方が最後まで楽しく遊べると思う。
以上が『ナンジャモンジャ・ミドリ』の紹介と実際に遊んでみた感想である。
おうちで過ごすことが多いが、やることが尽きてしまったご家庭や、家族との団欒の一助として、カードゲームやボードゲームは大変役立つアイテムとなり得るだろう。
子供と楽しい一時を過ごそうと考えている方、ご参考にどうぞ。
他にもお勧めのカードゲームやボードゲームがあればご紹介していく。