子育て関連

【栄養を気にするのはやめよう】慌ただしい毎日の朝食を考える

毎日の朝食では、子供たちのことを考えるとついつい栄養面を考慮して献立を考えがちである。

栄養面を気にしたメニューを考えることは決して悪いことではないが、前日の夜から朝食の準備を毎日行うなど到底できない。

朝起きてから朝食を用意することも、子供の起きる時間や子供の機嫌によっては、思ったように進まないこともある。

イヤイヤ期の食事の準備について

特に下の娘は、もうじき2歳になろうとしているが、イヤイヤ期の真っ最中である。

ひとたび機嫌が悪くなったり、泣き始めたら私の出番はもはや無くなる。

私が何を言っても何をしても、「イヤ、ママ」しか言わなくなる。

近寄るだけでママにしがみつき大声で泣く。

分かっていてもここまで拒否され続けると若干傷付く。

イヤイヤ期だからしょうがないと頭では分かっていても、つらいものがある。

妻が料理をしているとき、妻の足にしがみつき、足を引っ張ったり、押したりするため、料理がなかなか進まない。

全国の育児中の皆さんも同じ経験があることだろう。

2歳くらいの年齢になると力も付いてきて、足をぎゅうぎゅう引っ張られると、意外に大人の体でも動かされそうになる。

目の前の調理には当然集中出来なくなる。

包丁や調理道具の一部には危険なものもあるため、何かの拍子に包丁などが落ちないかヒヤヒヤする。

だから料理を中断せざるを得ず、前に進まないこともしばしばだ。

栄養バランスの献立を考える

少し前までは、私も子供たちへの食事については栄養や色合いを気にしていた。

カルシウムやたんぱく質、ビタミンの栄養はきちんと摂れているか、トマトや人参、かぼちゃやブロッコリー等の野菜で色合いも良くしようなどと注意を払っていたが、いつもこれらを気にしていては疲れてしまう。

最近は1日三食のバランスが取れていれば問題ないと思うようになり、慌ただしい朝食くらいは多少手を抜いても問題ないと思うようにしている。

親の育児への甘えと思われてしまうかもしれないが、いつも100%で完璧な子育ては無理な話だ

朝食メニューが簡易的なものでも問題ない理由を考えてみる。

昼食はこども園でしっかりと栄養面が考えられた手作りの給食、夕食は自宅で肉や魚などのたんぱく質をがっつり摂れる主菜に、野菜を中心とした副菜を用意し、ボリュームのある食事を心掛けている。

加えて、こども園ではおやつの時間があり、メニューが焼きそばやおにぎりのような食事のときもあれば、お菓子のときもあり、不足している栄養を補うような形で摂取は出来ている。

そのため、慌ただしい朝食時においては、パンとヨーグルト、ホットケーキとヨーグルト、白米と味噌汁(野菜入り)といった組み合わせでも、1日の総栄養を考えれば充分なのだ。

また、最近ではケロッグやシスコーンなどのシリアルが朝食の時に大活躍している。

牛乳を注いで出来上がりの朝食は実は栄養バランスに優れていて、ビタミンを中心に色んな栄養素が詰まっている。

トーストと比較したときの栄養バランスの差を見て欲しい。

画像がしわしわで見にくく申し訳ないが・・・

コーンフロスティ

子供たちはまだ好んで食べないが、フルーツグラノーラに置き換えれば、フルーツや雑穀、オートミールを使用した色んなバリエーションもあり、栄養価ももっと高いものになるだろう

世界の朝食事情について

ちなみに世界の朝食の定番メニューを見てみよう。

参考はこちら『世界の朝食10選!みんなどんな朝ご飯、食べてるの!?

私も上記のサイトを閲覧したが、それぞれの国の人が全員同じメニューを食べている訳ではもちろんない。

ただ、共通しているのは、ワンプレートで済むというところだ

だいたい1枚の皿やボウルの中で料理が完結している。

ついつい何皿も増えてしまっていた我が家とは大違いだ。

日本ではある種デザートとして扱うような朝食でも、欧米などでは立派な朝食となり、遺伝的な問題だが、それでも十分に体が大きく成長している。

海外での食事の実体験

私の体験談を少し話そう。

10年程前にアメリカに少しだけ滞在していたとき、そのときはランチだったが、あるカフェに入った。

英語で記載されたメニュー表を見ても、すぐにどんな料理なのかを想像することが出来ず、時間もかかりそうだったため、店員さんのお勧めに任せた。

いざ出てきたメニューは、生クリームが高くそびえ立つパンケーキであった。

当時、パンケーキが食事が成立するという衝撃は今でも忘れることが出来ない。

私一人でそのカフェに訪れたため、男一人で生クリームもりもりのパンケーキを食べているときは、周りの目が気になって恥ずかしかった。

また、トルコに遊びに行ったときは、バケツのような容器に入ったヨーグルトがスーパーで売られていた。

日本のように小分けになっているヨーグルトは珍しいのかもしれない。

トルコではヨーグルトはデザートではなく食事の扱いとなっており、私が当時を知る限りでは味のついたヨーグルトはなかったように思う。

料理のソースに使用したり、トルコ人の知人はパスタの上にもヨーグルトをかけていた。

トルコがヨーグルトの発祥の地であり、消費量が世界一とは知らなかったので、参考に記事を貼っておく。

最後に

第1子が誕生したときは、どの家庭でも育児は初めての経験のため、育児全般についてきちんとしっかり取り組みたい、手を抜きたくないという気持ちが強い。

これは当たり前のことで、むしろそうでなくては困る話なのだが、我が家も例外ではなく、特に妻の意識は高かったように思う。

離乳食から始まる食事の栄養面のこと、汚れや菌に敏感になり衛生面では気にしがちなこと、様々なことに対してある意味神経質に取り組んできた。

それが、やはり第2子の誕生とともに徐々に崩れていくのも、また、どの家庭にも当てはまる『あるある』だろう。

崩れていく中でも食事にはやはり気を付けてきた。

冒頭で手を抜くと記載したが、それは例えばコンビニやファストフードで済ませるということでは決してない。

毎日の食事、特に朝食のときにはあまり栄養や品数に意識しすぎることなく、起きたばかりで食欲のない子供たちでも、無理なく食べることができるメニューを考えたいものである。

結果的に我々親も少しだけ楽が出来るのだから。

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