1歳の娘の体調が悪い。
8月19日木曜の夜から鼻水と咳が出始めて、日曜日の夜には発熱し、体温は38.3℃。
8月23日月曜の朝も38℃の熱が出ていたため、こども園には登園出来ず、休暇を取って病院へ連れていくこととした。
かかりつけの小児科が夏季休暇ということもあり、妻の知っていた評判の良い別の小児科を受診することにした。
診察予約について
初診の小児科の受診予約をするにあたり、事前に調べたところ、通常はWeb予約が出来るのだが、発熱がある場合は電話予約とのことだった。
診察開始時間は9時となっていたため、まずは8時に電話してみる。
営業時間外とのアナウンスが流れる。
8時30分になって再び電話する。繋がった。
なぜ、早めに電話しているかというと、小さいお子さんのいる方はよくご存じだと思うが、予約が可能な時間になってすぐに予約しても、1番2番で予約できることはほとんどなく、既に何番目かの順番になっており、実際の診察は数時間後ということはよくある。
それだけ小児科は診察予約が競合してしまうため、早めにWeb予約や電話予約をしているのだ。
診察の予約時に聞かれたこと
電話が繋がり、娘の症状を伝える。
発熱があると聞いて、病院側もコロナ禍における診察に慎重になっているのであろう。
渡航歴、他県への移動、濃厚接触者の有無、家族でコロナウイルスに感染している者がいるか、人混みへの外出の有無などの行動歴を聞かれた。
また、会計を車の中で行うため、車の車種やナンバーも教えて欲しいとのことである。
11時30分に診察予約が取れ、予約時間の少し前に駐車場に着いたら、再度電話をして欲しいとのこと。
車での会計は初めての経験だ。
診察時間の遅れについて
11時27分頃 病院駐車場に到着
到着したことを知らせるため病院に電話した。
診察が遅れているため、そのまま待機して欲しいとのこと。
順番が来たら病院から電話するとのことであった。
30分以内には呼ばれるだろうと思っていた。
12時25分頃 病院から未だ連絡なし
病院に到着してから1時間程経過した。
車の中で待っている間、スマホでアンパンマンの画像を何度も見せたり、iPodに入っているアンパンマンマーチを繰り返し流していたが、それも限界が近づいてきた。
娘が泣き始めたのだ。
当日は晴れていたが、発熱している娘を外に連れ出しても、余計に具合が悪くなっては困ってしまう。
お互い苦しいが、車の中で待機していることが最良の判断だと思った。
12時45分 病院から連絡
病院から連絡があり、看護師が外に出ているため保険証と乳幼児医療費受給者証を渡して欲しいとのこと。
車の中から建物の奥の方に目をやると、壁からひょっこりと看護師がいるのが分かった。
娘を抱きかかえ、急いで看護師の元へ向かった。
保険証等を手渡し、「こちらです」と案内されると、元々は倉庫だったかなという場所に発熱外来用の即席の診察部屋があった。
半屋内と言った感じの造りで、土足のまま診察部屋に入ると、完全武装の医師が待ち構えており、すぐに診察が始まった。
喉が赤く腫れていることを確認し、現在までの症状から風邪と診断された。
いつものように、シロップの薬、咳止めシール、座薬を処方され、娘とハイタッチをして診察が終了した。
診察時間は5分程度だっただろうか。
会計のために事務員が向かうため、車の中で待つように言われる。
13時00分頃 車の中で会計
会計事務の女性の方が車にやってきて会計を行った。
この小児科の近くには2件の薬局があるが、一方の薬局に行くよう指定される。
病院受診の時と同様に、薬局に着いたら薬局に電話をして欲しいと言われ、電話番号が記載されたメモを渡される。
処方箋は薬局にファックスしておくとのこと。
13時05分頃 薬局到着
薬局に着いたため電話をする。
13時15分頃 薬剤師が車へ
薬剤師が運転席まで来て、薬の説明を受ける。
受給者証のおかげで薬代はかからない。
これにて一連の診察から薬の受け取りまでが終了した。
娘の熱が下がらない
8月26日木曜日になっても熱が下がらず、39℃から40℃までの熱で推移していた。
8月23日に受診した際、38.5℃以上の高熱の時に使用する座薬を処方されたが、毎日使用しても熱は下がらない。
この日は、妻はどうしても仕事に行かなければならないため、私が休みを取り、娘と半日過ごすことになった。
娘が一番苦しいだろうが、私も娘と半日一緒に過ごすことが出来るだろうかという不安があった。
機嫌が悪いときや体調不良のときは、いつも「ママ、ママ」となるからだ。
さて、午前中から娘が「アンパンマン、見る」と言うので、今まで録り溜めていたアンパンマンを見ることとした。
テレビの前に無印良品で買った、いわゆる『人をダメにするソファ』を置き、娘を座らせた。
割とご機嫌で見ていると思ったら、そのまま寝てしまった。
抱っこで寝ることはあっても、自分で勝手に寝ることがなかったため驚いた。
1時間ほどして起きたが、熱があり、身体がだるい影響か、何かで遊ぶ訳でもなく、動き回る訳でもない。
泣きながら座っているか、ごろごろしているだけである。
瞼がとろんとして重く、いかにもつらそうな様子が伝わってくる。
起きても少し抱っこしたり、膝の上に乗せてだらんとしていると再び寝てしまう。
17時頃に妻が帰ってくるまで、寝て起きてを4回くらい繰り返していた。
大人の体調不良のときもそうだが、熱があったり調子が悪いと、いくらでも寝ることができるのと同じ状況であろう。
そのため、起きたときには泣いたり、何を言っても「イヤ」しか言わないが、アンパンマン大先生のおかげと何回か寝てくれたため、比較的穏やかに半日を一緒に過ごすことが出来た。
途中で何度か熱を計ったが、39℃を下回ることは無かった。
この日も高熱であれば再度、小児科に受診すると妻と事前に決めていたのだが、前述したように割とすんなり半日が過ぎていった影響で、病院に行かなければという意識が欠いてしまった。
診察待ちの大変さが頭の片隅にもあったかもしれない。
妻が帰宅するなり、なぜ病院に連れて行かなかったのかで揉めたことは言うまでもない。
かかりつけ医への受診
8月27日金曜日になっても、39℃ほどの熱がある。
本日から、かかりつけ医の夏季休暇が終わり診療再開となる。
この日も私は会社を休み、妻と共にかかりつけ医の病院へ連れて行った。
昨日から本日にかけての症状や状態は以下の通り。
- 高熱が3日以上続いている
- 食欲無し(いつもなら好きな食べ物も受け付けない)
- 顔、腹部全体に赤い発疹がある
- 水分は摂っている
- 咳や鼻水症状は割と落ち着いている
事前に妻がネットで症状を検索しており、基本的に3日以上熱が下がらない状態は注意を要する。
また、症状として『川崎病』ならば入院が必須との情報を得ていたため、ひとまず総合病院への受診にはなるだろうと予測はしていた。
いざ、かかりつけ医へ受診する。
病院へは子と親が一人しか入ることができないため、私は車の中で待機していた。
診察が終わり、会計待ちの妻から電話を受ける。
「紹介状で総合病院に受診することになった」とのこと。
このまま総合病院へ直行して下さいと言われたため、ドキドキしながら病院へ向かった。
総合病院での受診以降は、【後編】へ続く。