先日、息子の5歳の誕生日パーティーを行った(家族で祝うだけだが)。
誕生日会に必要なものと言えばやはり誕生日ケーキだろう。
息子は甘いものが本当に大好きで、特にチョコレート、プリン、グミ、フルーツをよく食べる他、基本的にお菓子は何でも食べる。
毎食後、デザート食べたいと言い、種類や量を調整することが大変だ。
食後のデザートの習慣をつけてしまったのは、我々親の影響だと思うが、何でもかんでも与えている訳ではもちろんなく、食事の頑張り具合などにも応じてデザートの選択をしている。
毎日プリンを買うほどの金銭の余裕と、健康教育上あり得ないからだ。
息子の誕生日ケーキの希望は?
さて、話を本題に戻すと、誕生日ケーキは年に1回しか食べることができない貴重なスイーツであるからして、事前にどんなケーキを食べたいか息子に尋ねてみた。
誕生日ケーキ何にする?
ウルトラマンのケーキがいい
キャラクターのケーキになることはある程度予想はしていた。
ウルトラマントリガーという新番組が始まって以降、息子の中でウルトラマン熱が高まっている。
ウルトラマンのケーキとは何ぞやと思い、詳細を聞いてみる。
ウルトラマンのケーキってどういうケーキ?
ウルトラマンと敵が戦っているところ
まだ中身が曖昧だ。
ウルトラマン何?敵は誰にする?
ウルトラマントリガーとカルミラ
これで、おおよそのケーキの土台はできたと言っていいだろう。
ちなみにカルミラというキャラクターは、今回の番組で登場する敵のボス的存在と今のところ私は捉えている。
ひとまず、ウルトラマンVS敵という構図が出来上がったため、後はそこにどうやって肉付けをしていくかを妻と考えていく。
ケーキの予約について
今回は気合を入れて、息子の誕生日の約3週間前にケーキ屋へ行き、誕生日ケーキの予約を行った。
私の住んでいる市内で、オーダーメイドのケーキと検索すれば最上位に出てくる有名店にて、今回は初めて注文することとした。
妻は用事があったため、私一人でケーキ屋へ向かった。
店内に入り、オーダーメイドの誕生日ケーキの注文と伝えると、隅の方で店員さんと話し合いが始まった。
まずは、ケーキの種類とサイズを決める。
種類は、普通のショートケーキにしようと思ったが、息子はチョコレートが好きなため、『ショコラフレーズ』というチョコスポンジに苺とチョコクリームをサンドしたケーキにした。
簡単に言えば、ショートケーキのチョコレートバージョンであろう。
サイズは6号(18㎝)と家族の人数からは少し大きめのサイズにした。
デコレーションをしたときに、小さめの土台にギュウギュウとなっているよりは、少し大きめの土台の方が見栄えが良いと思ったからだ。
次にデコレーションのテーマを決める。
いよいよここからが本番である。
息子念願の『ウルトラマントリガーVSカルミラ』の構図を伝える。
キャラクターの作成については、板状のホワイトチョコレートの上に絵を描きこむ方法と、マジパンで立体的に作成する方法の2種類がある。
当然、マジパンの方が価格は高くなる。
しかし、双方の方法共に、作成するキャラクターの難易度によって金額が変わり、ホワイトチョコレートなら確か700円からという値段設定である。
味のことも考えるとマジパンはどうなんだろうと妻と話し合っていたため、ホワイトチョコレートの方を選択した。
ホワイトチョコレート1枚ずつにウルトラマンとカルミラという敵を描いてもらう。
どういう見た目のキャラクターか聞かれたため、スマホを使って『ウルトラマントリガー』と調べ、適当に出てきた画像を指し、
「これがウルトラマントリガーです」と紹介して終わりだと思っていた。
キャラクターさえどういったものかを確認してもらえば、ポーズや姿・形はお任せで描いてもらえると思っていたがそうではなかった。
こちらが提示した画像をそのまま描くことになると言われ、たちまち焦ってしまった。
そんな画像は用意していなかったからだ。
とりあえず、ウルトラマンはスペシウム光線みたいな技を出しているポーズ、かつ、2~3頭身にデフォルメされた画像を店員さんと2人で必死に探した。
ウルトラマンと対峙する敵なんて、主人公のウルトラマンに比べれば画像数が少ない上に、ポーズまで限定しないといけないため、ひたすらスマホ片手にネットで検索しまくった。
2人のキャラクターの画像、ポーズ、姿を決めるだけで30分くらいを要した。
メインキャラクターさえ決まってしまえば、残りのデコレーションを決定するのは早かった。
ケーキの上で市街地戦を繰り広げたら面白いと思ったため、ケーキの表面には道路を表現し、追加のホワイトチョコレートには壊れたビルを描き、キャラクターの周りに配置する。
何だかんだで打合せは小一時間に及び、チョコレートの枚数や複雑さにより値段は追加され、道路にはマジパンを使用し、かつ、道路の色に近づけるため特別なクリームを使用することで更に金額が追加された。
ここまで色々決めてきて最後に合計金額の発表となる。
ケーキのデザイン等の最終確認を行った後、
「合計10,400円になります」と。
一瞬固まったが、今更やっぱり止めますなんてことは言える訳もなく、あくまで平静を装いながら、「はいは~い」といったテンションで、その場を流した。
内心は、「マジかよ、ケーキで5桁いったの初めてだぜ」と明らかに動揺していた。
注文を終え車の中に乗り込むと直ぐに妻に報告したことは言うまでもない。
実際のケーキの出来栄えについて
息子の誕生日当日、私一人でケーキを取りに行った。
最初は息子も一緒に行きたいと言ってきたが、現地でケーキの確認を求められることは分かっていたため、何とか行かないように思い留まらせた。
誕生日会のときに初めてケーキを見た方が驚きも大きくなるだろう。
実際に完成した誕生日ケーキはこちら。
どうだろうか、このクオリティは!
想像以上の出来栄えで、息子も非常に喜んだ。
キャラクターのチョコレートを食べてしまうのがもったいないと言い、最後までチョコレートは残していた。
なぜか道路が青色になっており、店内で確認したときに特に聞かなかったが、道路のグレーに寄せたらこのような色になった、もしくは、グレー色のケーキが果たして美味しそうに見えるかのどちらかであろう。
味はチョコレートケーキをベースにしているため、少しリキュールを効かせたような大人の味わいであった。
息子は特に気にせず美味しそうに食べていたが、青色のクリームはやはり食欲はそそられない。
通常であれば皿などに付いた白いクリームは、フォークで頑張ってかき集めてパクっとするところだが、青いクリームに対してはやはり手が出にくい。
味は普通のクリームと同じであるのに不思議なものである。
最後に
今回はオーダーメイドのケーキに定評のあるケーキ屋に注文し、少し奮発しすぎて高価な誕生日ケーキとなった。
しかし、その分、息子が非常に嬉しそうであったため、こちらも奮発したかいがあったものだ。
それでも次回の誕生日ケーキは、もう少し価格を抑えるよう注意しようと思う。
なぜなら、ケーキの他にも誕生日プレゼントがあることを忘れてはいけないからだ。
事前のプレゼント予想についてはこちらからどうぞ。
今回の誕生日プレゼントは何になったのかは、また後日紹介する。