カブトムシ飼育

【ついに外国産カブトムシに手を出した】ヘラクレスオオカブトの幼虫を育てよう

2021年の夏、息子とカブトムシやクワガタを早朝に捕りに行ったり、生まれた卵から孵化した幼虫を飼育している。

息子が喜び、楽しんでもらうために昆虫採集や飼育を始めたのだが、すっかり大人の私がハマってしまった

カブトムシの一生を見届ける

カブトムシたちを捕りに行き、見つけたときの喜びやワクワクは何とも言えない。

貰ったり捕ってきたカブトムシのペア(オスとメス)が、無事卵を産み、土の中で卵を発見したときも感動に近い喜びがあった。

思い返せば、私が小学生のときもカブトムシの成虫を飼育したことがあるが、その時は単に飼っていたことに満足して、幼虫から育ててみたいなどの欲求はなかった。

カブトムシの見た目のカッコよさに惹かれただけであろう。

まぁ当時は無理もない話。

今、我が家にいる国産カブトムシの卵や孵化した幼虫は、衣装ケースに入れて育てている

羽化するまでに1年程かかるが今から楽しみである。

過去のカブトムシに関する記事は以下からどうぞ。

外国産カブトムシへの憧れ

国産カブトムシを飼育したり、幼虫を育てている中で外国産のカブトムシも飼ってみたい欲が出てきた。

何と言っても個体や角の大きさは国産カブトムシとは比べものにならず、昆虫博物館などでしか見たことがない外国産のカブトムシはカッコよくて憧れの存在である。

ネプチューンやコーカサスオオカブトなどの外国産のカブトムシの中でも、カブトムシの王様と呼ばれる世界最大のヘラクレスオオカブトを飼うことに決めた。

カブトムシの寿命も考慮に入れると、他の外国のカブトムシよりも長生きであることも決め手の一つだ。

寿命については、交尾をしたかどうかにもよるが1年くらいは生き、国産カブトムシや他の外国産カブトムシだと寿命は約3か月前後である。

ヘラクレスオオカブトの寿命以外で興味深いことは何と13種類もの種が存在することだ。

ヘラクレスオオカブトの種類について

ヘラクレスはヘラクレスで1種類だけじゃないの?と思っていた私は、その種類の多さに驚いた。

生息地域や角の形に違いがあり、呼び名も異なる。

ムシペディアによると以下の通りに分類できる。

【種 類】【分 布】
ヘラクレス・ヘラクレスグアドループ諸島(パステール島)、ドミニカ島
ヘラクレス・リッキーベネズエラ(北西部〜南西部)、コロンビア(北部)、エクアドル(北部の中央部)
ペルー(中央部)、ボリビア(北部、中央部)
ヘラクレス オキシデンタリスパナマ(南部)、コロンビア(西部)、エクアドル(北西部)
ヘラクレス エクアトリアヌスコロンビア(東南部)、エクアドル(東部)、ペルー(北東部)、ブラジル(西部)、ボリビア北部〜中央部
ヘラクレス セプテントリオナリスメキシコ(南部)、グアテマラ、ホンジュラス、コスタリカ、パナマ(北部)
ヘラクレス パスコアリブラジル東南部
ヘラクレス ブリュゼニベネズエラ東部
ヘラクレス トリニダデンシストリニダード トバゴ
ヘラクレス モリシマイボリビア(西部〜中央部)
ヘラクレス トゥクストラエンシスブラジル(西部)
ヘラクレス タカクワイメキシコ(南部)
ヘラクレス レディセントルシア島、マルティニーク島(北部)
ヘラクレス バウドリーセントルシア島、マルティニーク島(北部)

ヘラクレスオオカブトは高価な生き物

ヘラクレスオオカブトを入手するため、いざペットショップに行ってみる。

近くのホームセンターに行ったところ、大きめの透明カップにヘラクレスオオカブトの成虫や幼虫だけでなく外国産のクワガタなども販売されていた。

その中でも、ヘラクレスオオカブトのオス単体の成虫価格はなんと11,800円もするではないか。

これは手が出せない

幼虫だとヘラクレス・ヘラクレス、オキシデンタリス、レディが単体で売られていたが、ヘラクレス・ヘラクレスが一番高くて2,780円だった。

それから何度かペットショップへ行き、子供と爬虫類や犬・猫を見て楽しむ傍ら、カブトムシコーナーも欠かさずチェックするものの、購入には至らなかった。

鉄は熱いうちに打て

そんなこんなで8月も中旬になり、今年の夏が終わってしまったら、ヘラクレスが買えなくなってしまうかもしれない、自分の中のカブトムシ熱が冷めてしまうかもしれないと思った。

これは今年の夏中に何とかしなければと思い、インターネットを検索している中で、『ドルクスダンケ』というカブトムシとクワガタの販売専門店に辿り着いた。

この販売店の評価は分からないが、ヘラクレス・ヘラクレス初・2令幼虫3頭にビートルマットが付いて4,680円(送料込みで5,375円)で売られていた。

他のどのサイトを見ても、これ以上お買い得で販売されているところがなかったため、ドルクスダンケで購入することに決めた。

到着日は仕事が休みである土曜日に設定し、届いた後すぐに飼育開始できるようにした。

平日の夜に届いても、そこからマットをケースに入れたりする作業は少しハードなので・・

そうしたならば、幼虫が届くまでに迎え入れる準備をしなければならない。

幼虫飼育に必要な物

ヘラクレスオオカブトの幼虫を飼育するためケース等の必要な物を買いに行くことにした。

採卵から羽化までに必要なケースの種類はおおよそ以下の通り。

  • プリンカップ(採卵時:多頭可)
  • ビンケース(初令~2令 1.5リットル)
  • 大ケース(2令~3令 4~5リットル)
  • ラクボックス(蛹室を上手に作るため)

今回は卵からではないので、ビンケースから1頭ずつ飼育していく訳だが、数カ月して幼虫がある程度大きくなったら大ケースに移す。

結局、大ケースに移すのであれば最初から大ケースで育てればいいのではないか。

育てたことのない私が言うのも何だが、初期費用と飼育スペースを考慮すると、大ケースから飼育した方が合理性がよいとの考えに至った。

100円ショップとホームセンターで買い揃えた道具は以下の通り。

  • パン用保存ケース(5リットル)
  • 千枚通し(空気穴を開けるため)
  • 幼虫用マット(『カブト1番』)
  • マットのガス抜き用コンテナ

ここには載っていないが、コバエ防止用のシールと園芸用のスコップ(筒形)も揃えている。

最後に

一応これで現段階で用意するものは用意できた。

これから届く道具と併せて、ケースに空気穴を開け、コバエ防止シールを貼ったり、マットのガス抜きを済ましておき、幼虫の快適な家を作りたいと思う。

そして、幼虫たちには安心して我が家に来てもらいたい。

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