ついに『カブトムシ捕獲大作戦』を敢行した。
今年の夏の目標は、自分たちで野生のカブトムシを捕まえることだった。
4歳の息子と意気込んで、少しでも捕獲率を上げるため早朝に捕まえに行くこととした。
捕獲結果は、予想していたよりはるかに大量に捕れた。
1匹も捕まえることが出来ず、しょんぼり帰ってくることも想定していたため、この結果は全くの想定外だ。
妻や祖父母もかなり驚いていた。
しかも、捕獲した場所が山などではなく、周りにはビルや道路、車が行き交う街の中心に位置する自然の一角で捕れたからなお驚きだ。
捕獲のために準備したもの
- 長袖長ズボン
- 帽子
- 軍手
- 長靴
- 飲み物
- 虫よけスプレー
- ヘッドライト(ペンライトは注文したが当日までに届かなかった)
- 虫かご
- 虫網
捕獲当日のスケジュール
AM 4:00 起床
早く起床することが分かっていたため、私も息子が寝るときに合わせて一緒に20時30分に布団に入った。
私はほぼ毎日夜中に目を覚ますが、当日も23時くらいに一回目が覚めた。
その後も何度か目が覚め、結果的に3時から起床して、余裕のモーニングコーヒーを飲んで過ごした。
前日に息子には4時に起こすと伝えていたものの、4時がどれほど早いか分かっていないためピンと来ていなかった。
起こしに行っても「まだ眠い」などと言って愚図ると予想していた。
しかし、「カブトムシ捕まえに行くよ」と言って起こしたところ、まさかの言った瞬間に起き上がった。
それも機嫌良くだ。
やはり、カブトムシを捕まえに行くことをかなり楽しみにしていたのだろう。
AM 4:20 出発
息子はご機嫌良く起床したため、着替えもすぐに終えた。
これが平日だと朝からおもちゃで遊び始め、何かと理由を付けてなかなか着替えない。
機嫌も悪い。いつもと大違いだ。
AM 4:40 現地到着
家から車で20分ほどにある公園に到着。
公園と言っても遊具などがある公園ではなく、広大な敷地と遺跡を伴うような自然公園だ。
早朝のため、公園の専用大型駐車場がオープンしておらず、近くの有料駐車場に車を停めた。
AM 4:50 捕獲開始
駐車場から10分ほど歩いて公園に到着。
カブトムシを捕獲に行ったのは7月22日であったが、この時間ではもう既に明るく、ライトが無くても道や木などが見える状態であった。
カブトムシたちは夜行性であるため、出来ればもう少し暗い方が、より活発に活動していたのかと思うと残念であるが、子供もいるため安全面も考慮し、真っ暗よりは良しとしよう。
ウォーキングをしている年配の方を何人も見かけたため、5時前後はそんなに早い時間帯でもないことがよく分かった。
実は、捕獲作戦当日の2日前に公園を下見していた。
そこで当たりをつけていた木があったため一目散でその木を目指して向かった。
予想通り、当たりをつけていた木にはカブトムシのオスとメスが合計10匹ほどいた。
その場で比較的取りやすいカブトムシを5匹くらい捕獲した。
既に息子は満足している。
捕獲開始して10分たらずで帰宅もあり得た。
しかし、そこはまだ来たばかりであるし、クワガタも探そうと息子を説得し捕獲を続けることとした。
コナラやクヌギの木はたくさんあれど、結果的にカブトムシが群がっていた木は3~4本であった。
しかも、カブトムシばかりでクワガタは1匹もいない。
AM 6:00 捕獲終了
公園内を1周しながら、カブトムシたちがいそうな木を探してきた。
息子も汗だくでヘトヘトになっていたため、これにて捕獲作戦は終了することにした。
息子はカブトムシを捕まえに行くことよりも、帰りにコンビニに寄ってお菓子を買ってもらうことを楽しみにしていたようで、捕獲を始めた当初から、そろそろコンビニに行きたいと何度も言っていた。
朝食も朝マックでハッピーセットを注文しておもちゃを手に入れ、カブトムシも大量に捕獲して、コンビニでお菓子も購入して、息子にとってはもう言うことなしだ。
最後に
当初は朝の4時に起床することなど、4歳児には到底不可能だと思っていた。
しかし、前日から早起きをする必要があること、起こしても起きない場合はどうすればよいかと息子と何度も話し合った。
最後はもちろん、息子のカブトムシを捕まえに行くことへの情熱が大きかったことに起因するのだが、子供の好きなものに対するパワーには驚かせられた。
子供のやる気と情熱を侮ることなく、大人が無理だと決めつけずに、これからの育児や教育に繋げていきたいと思う。
なお、子供は早起きした分、日中にお昼寝をしたことは言うまでもない。