2021年の夏はカブトムシ採集に没頭した年だった。
ある時は朝5時に5歳の息子と共にカブトムシ捕獲に出掛け、大量ゲットすることができた。
捕まえたカブトムシの飼育を始め、そのカブトムシがまた卵を産み、幼虫となり現在も育てている。
以前、カブトムシの卵から飼い始めた記事を掲載したが、本日は飼育日記の経過報告となる。
ヘラクレスオオカブトの幼虫飼育について
二匹は早めに天国へ旅立った
ヘラクレスオオカブトの幼虫を3匹購入して育て始めたが、現在では1匹のみが生存している。
結局、亡くなってしまった直接的な原因が何だったのかは分からずじまいだ。
亡くなった2匹のうち1匹は、マットにダニが発生したためマットを天日干しをして、その後、
熱々となったマットに幼虫を戻してしまったことが、行動として誤っていたことは確実だ。
白い糸状の物体の発生
ヘラクレスの幼虫は1匹ずつダイソーで購入したパンの保管ケースで育てていたが、ある日白い糸状の物体が発生した。
ケースの蓋には穴を開け、メッシュのシールを貼って通気性を確保し、かつ、コバエなどの虫の侵入を防いでいる。
マットには水分が含まれているため、ケースや蓋の内側には水滴が付く。
湿度の高まりにより、白い糸状の物体が発生したと思われるが、調べてみると糸状菌と言われ、キノコの根みたいなものとのことである。
特段、幼虫の成長には問題ないらしく安心した。
週末になると、他のケースと共に蓋を開けて、風通しのよい日陰に置いておく時があるが、その際に念のため白い物体を除去しておいた。
残り一匹はなんとか成長中
2匹亡くなってしまったものの、残り1匹は元気に成長している。
毎日朝になると玄関の土間に行き、ケースを手に取り、幼虫の様子を観察している。
11月6日には二回目のマット交換を行った。
マットの交換時には久しぶりに幼虫の全体の姿を確認したが、ある程度大きくなっていたものの思っていたほどではなかった。
しかし、国産のカブトムシと異なり、頭が大きく顎も力強かったため、これは噛まれたらひとたまりもないと思い、念のため子供には注意を促した。
また、ケースの外からの目視だけではフンが確認出来なかったが、マットをふるいにかけたところ、大きな粒のフンがあった。
フンは植物の肥料として蒔いておいた。
カブトムシの幼虫飼育について
衣装ケースで多頭飼育
夏のカブトムシ捕獲大作戦により、カブトムシのオスとメスを大量に入手し、そのうちのペアが卵をたくさん産んでくれた。
衣装ケースで多頭飼育している。
マットは『育成マット10L』を使用し、衣装ケースには30~40Lのマットを入れている。
そこに当初は30匹ほどの1令幼虫や卵がいたはずだが、現在では合計20匹の2令まで育った幼虫がいる。
ということは残りの10匹は跡形もなくマットと融合してしまったことになる。
大きな衣装ケースでも幼虫の数が多いためか、地上に数匹が出てきてしまうことが頻発したため、幼虫を分散することとした。
衣装ケースに12匹、中型の飼育ケースに5匹、パンの保管ケースに3匹に分けたところ、地上に出てくる回数が減った。
やはり、容器に対して幼虫の数が多くなり、苦しかったと推測する。
マットの交換頻度について
カブトムシの幼虫飼育にマット交換は必須の作業である。
およそ3ヶ月を目処にマットの交換を行うと良い。
注意したいのが、使用済みマットと新しいマットを全交換してはならず、使用済みのマットも一部再利用することだ。
急に全て新しいマットに替えてしまうと幼虫がショックを受け、餌であるマットを食べなくなる可能性がある。
そのため、私はマット交換時には使用済みと新しいマットを混ぜて使用している。
マット交換時に気を付けること
マット使用時に私が行っていることを以下のまとめる。
ポイント
- マットはガス抜きしてから使用する
マットにガスが溜まっていると、幼虫が苦しくなり、地上に出てくる原因となる - ガス抜き用の衣装ケースを用意する
マット交換時にはマットを大量に使用するため、衣装ケースでまとめてガス抜き - 衣装ケースの蓋にドリルで穴を空ける
蓋を閉じても通気性を確保するため、蓋に穴を空けておく - 通気性のよい所にケースを置いておく
2~3日間、ガスが抜けるまで外に置いておく
多頭飼育はフンも大量
ヘラクレスオオカブトの幼虫はケースに1匹しか飼っていないため、フンの量は全然気にならなかったが、10匹以上いる衣装ケースの中にはフンだらけ。
スコップでマットをすくって、ふるいにかける、フンは植物の肥料として撒くを何回も繰り返す。
ふるいにかけることによってフンが除去されたマットは、前述したように新しいマットに混ぜて再利用している。
衣装ケースほどの大きいケースだとマットの量も多いため、フンの除去作業に結構な時間を要する。
ふるいにかければ当たり前のようにフンだけが残るという動作や様子が結構好きだったりする。
何だか理由は分からないが心地よい。
やったことがある方は何となくお分かり頂けるだろうか。
ちなみに、ダイソーやセリアで家庭菜園用のふるいを探し、購入したこともあるが、目が細かくないため、うまくフンとマットが分離できなかった。
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まとめ
本記事のまとめは以下の通り。
特に最後のフンとマットの分離作業は、やみつきになること間違いなし。
- 幼虫が亡くなる直接原因は分からない
- ケース内の白い糸のような物体は放置しても問題ない
- 飼育中、幼虫がマットの表面に出てきたら数を減らそう(息苦しいはず)
- マットは2~3ヶ月に1回交換しよう(冬を迎える前まで)
- フンの除去作業は意外に楽しく愛しい